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黒川学長と廣瀬副学長が「電気学会 フェロー(IEEJ Fellow)」を授与

令和6年度電気学会フェローに認定

1888年に電気学術の調査・研究と広報・普及を目的に創立された電気学会は、 電気・電子・情報通信とその関連分野技術の見識に優れ 、責任ある立場で長年にわたり指導的役割を果たし 、社会および同学会の発展に顕著な貢献をなした会員(正員)総数の3%にフェローの称号を授与しています。 令和6年度電気学会(IEEJ)フェローとして、黒川学長及び廣瀬副学長が認定され、2025年6月2日に開催された電気学会 第113回通常総会においてフェロー認定者が表彰されました。

黒川 不二雄 KUROKAWA Fujio 工学博士 学長

貢献内容:電子情報通信用電源技術に関する研究ならびに学会活動

研究分野:電子回路、パワーエレクトロニクス

研究内容:高速ディジタル制御アルゴリズムおよび回路の開発研究として、高周波で動作する DC-DC コンバータ等の電力変換器のディジタル制御のためのアルゴリズムおよび回路方式を開発、コンピュータ用電源、LED 照明、電気自動車の充電器等へ応用しています。また、衛星のエンジン制御システムの開発研究では、衛星の電気推進ためのホールスラスタエンジンの制御を機械学 習による駆動システムで行っています。

廣瀬 圭一 HIROSE Keiich 工学博士 副学長

貢献内容:安定化電源標準化委員会/IEC SC22E国内委員会活動の推進

安定化電源に係る国際標準活動の推進:大学・研究機関や企業などで開発された技術を社会実装し、グローバルに展開する際には、国際標準の取得が貿易面で多くのメリットをもたらします。IEC(国際電気標準会議)における安定化電源(整流器やDC/DCコンバータ等)分野の国内委員長として、特性・要件、試験方法、安全性などに関する国際標準の活動を推進してきたことが評価されました。

研究分野:ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 電力工学 / 直流システム、マイクログリッド、分散型エネルギー