長崎総合科学大学・長崎県立長崎南高等学校 協定締結式
2025年8月26日(火)、本学と長崎県立長崎南高等学校は、高校生の探究心や進路意識を高めるとともに、大学の教育研究への理解を深め、地域社会の発展に寄与する人材を育成することを目的として連携協定を締結しました。
本協定では、学校設定科目「SS探究」やSSH科学部活動、職員研修などにおいて、大学教員や学生の派遣、大学の施設・設備の活用を通じて、高校生がより実践的かつ先進的な学びを体験できる仕組みを構築します。
長崎総合科学大学は、これまでのDXハイスクール支援強化のための協定に続いて、SSH (スーパー・サイエンス・ハイスクール)の高レベルまで本格的に支援を開始します。
【左から】山口 勇校長 黒川 不二雄学長
協定締結式
日時:2025年8月26日(火) 10時00分~ 11時00分
会場:長崎総合科学大学 3号館 4階会議室
出席者
- 長崎県立長崎南高等学校
- 山口 勇 校長
- 長崎総合科学大学
- 黒川 不二雄 学長
長崎総合科学大学 黒川 不二雄学長挨拶
皆さま、本日はご多用のなか、長崎県立長崎南高等学校と本学、長崎総合科学大学との教育活動に関する連携協定の締結式にご臨席を賜り、心より御礼申し上げます。
今回の協定は、長崎南高における探究学習や科学部の活動、さらには教職員の研修など、多方面にわたる教育活動を本学が支援し、高校生の学びを一層深めていくものです。
これまでも長崎南高と本学とはSSH指定校支援のために連携しておりましたが、今回は、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の高レベルまで本格的に支援を実施し、学校設定科目「SS探究Ⅲ」までを対象とした出前講義や、本学の研究成果や教育リソースを更に活用いただくことで、高校生の皆さんが自ら問いを立て、答えを探し、そして新たな可能性を切り拓く力を養うことを目指しております。 同時に、本学にとっても、未来を担う高校生と直接触れ合うことは、教育・研究活動を見つめ直し、地域社会に開かれた大学としての責務を果たす貴重な機会となります。
本協定は、単に一つの高校と一つの大学が手を結ぶものではありません。ここから生まれる新しい学びと交流が、長崎全体の教育力を高め、そして地域社会の発展につながる、そのような未来への架け橋となることを願っております。
唯一の県内理工系私立大学である本学が、しっかりと長崎県内の学生受け入れに取り組まなければ、県外大学へと進学し、即ち人口減をさらに進め、ゆくゆくは県内企業の人材確保にも影響を及ぼすなど、本県にとって極めて深刻で重大な問題を加速させます。 地域高校との連携の大きな意味が、そこにあると考えます。
最後になりますが、本協定の実現に向けてご尽力いただいた山口校長をはじめとする長崎南高校の先生方、ならびに関係者の皆さまに深く感謝申し上げるとともに、今後の両校の連携が一層、実り多いものとなりますよう祈念いたしまして、私のあいさつとさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。