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神奈川県立横須賀高等学校の生徒の皆さんが『スマート社会の実現』について学びました。(12月3日)

12月3日(水)、神奈川県立横須賀高等学校の生徒の皆さんが、修学旅行の一環として 「理数科知見醸成プログラム」 を学ぶために本学を訪れました。本プログラムは、生徒が 10年後・20年後・30年後の未来 を見通し、自らの進路や将来像を描く機会を提供することを目的に、約2年前から準備が進められてきたものです。生徒の皆さんは、オンラインでの事前学習や夏休みの自主学習を経て、当日、講義に参加しました。

「スマート社会の実現 ~AI技術・スマート社会」

  • 日時:2025年12月3日(水)13:30~15:30
  • 場所:長崎総合科学大学 17号館3階端末室Ⅱ
  • 参加者:神奈川県立横須賀高等学校 2学年 生徒30名
  • 講師:松井 信正 教授(工学部工学科電気電子工学コース)
       ※サポート:大学生・大学院生4名

本講義「スマート社会の実現 ~AI技術・スマート社会~」では、未来のエネルギーと電力システムをテーマに、電気の基礎から最新技術までを総合的に学んでいただきました。
まず、世界と日本のエネルギー事情、電気がつくられ家庭へ届けられるまでの仕組み、再生可能エネルギーの普及に不可欠なスマートグリッドの概要を紹介しました。また、発電・送電を安定させる電力系統制御や、季節・天候で変化する電力需要の特徴、実データを用いた需給バランスの考え方について理解を深めました。
さらに、AI技術を用いた電力需要予測や、家庭・建物・地域での省エネを実現するエネルギーマネジメントについて学び、MATLAB2019sを用いた太陽光発電とバッテリーによるピークカット効果のシミュレーションを通して、再生可能エネルギーを活用した電力安定化の具体的な方法を体験しました。