令和7年4月より新たな教育に関する取り組みを開始
令和7年4月より、佐賀県立伊万里高等学校と長崎総合科学大学 工学部工学科 船舶工学コースとの間で、新たな教育に関する取り組みを開始しました。
佐賀県立伊万里高等学校では、従来の普通科に加えて新たに設置した「MIRAI進学科」で、2年次より地域(地域の歴史、自治体、産業等)や大学と連携した高度な授業科目を展開しています。これに先行する取り組みとして、普通科2年生15名を対象に、SDGs(持続可能な開発目標)を起点とした社会課題解決のアクションプランを考える探究活動を進めるために必要な工学的知見を学ぶ「総合的な探究の時間」が開始され、この探究活動を支援するため、長崎総合科学大学 工学部工学科 船舶工学コースは、株式会社名村造船所(佐賀県伊万里市)と連携し、令和7年度に全5回の出前講義(NiASセミナー)を実施しました。
今後とも、長崎総合科学大学 工学部工学科 船舶工学コースでは、
造船所をもつ地域の高等学校などに対して教育支援を行って参ります。
出前講義(NiASセミナー)実施内容
- 5月22日
- 「船舶海洋工学へのいざない」
講師:長崎総合科学大学 古野 弘志 教授
- 「船舶海洋工学へのいざない」
- 7月3日
- 「船ができるまで+バーチャル工場見学」
講師:株式会社名村造船所
- 「船ができるまで+バーチャル工場見学」
- 8月19日
- 「水中ロボットづくり体験」
講師:長崎総合科学大学 松岡 和彦 教授、株式会社名村造船所
- 「水中ロボットづくり体験」
- 11月13日
- 「造船におけるSDGs+スマートファクトリー化への取り組み」
講師:株式会社名村造船所
- 「造船におけるSDGs+スマートファクトリー化への取り組み」
- 11月20日
- 「進化する船舶・海洋製品、未来はどんな姿に?」
講師:長崎総合科学大学 石川 曉 教授
- 「進化する船舶・海洋製品、未来はどんな姿に?」
「船舶海洋工学へのいざない」古野弘志教授
長崎総合科学大学は、地域の教育支援の一環として、佐賀県立伊万里高等学校の2年生を対象に、SDGs(持続可能な開発目標)に関する出前講義を実施しています。本取り組みは、生徒たちが社会課題に主体的に向き合い、未来の地域を担う人材としての視野を広げることを目的としています。講義では、本学の船舶工学コースの古野弘志教授が講師を務め、SDGsの基礎的な考え方から、実際の社会課題にどうアプローチしていくかといった実践的な内容まで、幅広く解説しました。また、生徒自身が身近な問題を見つめ直し、解決策を考え、活発な意見交換が行われました。
「水中ロボットづくり体験」松岡和彦教授、株式会社名村造船所
長崎総合科学大学は、名村造船所と連携し、「水中ロボットづくり体験」の出前講義を実施しました。本取り組みは、同校の「総合的な探究の時間」における学習支援の一環として実施しました。当日は、本学工学部の松岡和彦教授が講師を務め、水中ロボットの仕組みや設計のポイントについて解説しました。生徒たちは講義を受けた後、3班に分かれて自由な発想でロボット模型を組み立て、プールでの動作確認、さらには海水での運転実験を行いました。
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